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らくだがいなかった鳥取砂丘 [旅]

さて、広島平和記念館を出て無口になった我が家一行は、一路鳥取の大山へ向かいました。
夕方になってから宿泊地へ約300Km移動というのは常識はずれかもしれませんが、
出発直前まで距離のことなど考えてなくて、ただ中国地方でポイントをいくつか選んだのが広島と大山だっただけなのですが、正直言って少々焦りました。ホテルを取り直す気にもならず、まあなんとかなるさとそのままにしてたのです。結果としては高速道路(中国道)もガラガラだったので、それほど苦にもならず大山へと着くことができました。

翌朝は、大山は少し雲がかかっていましたが、お天気は回復傾向。さっそく大山寺へと向かいます。ここちらは15年ぶりくらいの訪問となりました。

大山寺

山門

 

 



本堂

 

大山は伯耆富士とも呼ばれる名峰で、太古から神の山として信仰され、大山寺は修験道の修行道場として栄えたそうです。最盛期には100を超える寺院と3000人以上の僧兵をかかえ、比叡山、吉野山、高野山に劣らないほどの隆盛を極めていたといいいます。
明治初期の廃仏毀釈をきっかけに衰退し、現在は4つのお堂と10あまりの支院を残すのみになったそうです。参道沿いにも昔はお寺があったのでは思うような場所がありますが、往時の勢いは偲ぶことはできませんでした。

 

         

山門の手前にあった参拝用の杖。お年寄りだけでなく、みな重宝します。





 


 

奥の宮 
大山寺の本堂横からさらに奥に入って行くと、大神山神社 (おおがみやま)奥の宮に至ります。
古くは大山寺の鎮守社であり、大山寺と共に大山信仰の拠点として発展したとのこと。
神仏分離で現在は米子市に本社を置く大神山神社の奥の宮となっているそうです。

大山を背景に神々しい雰囲気がただよいます。



大山寺と奥の宮の参拝を終えて、次は鳥取砂丘へ向かいました。

スキー場を横断しながら東側へ降りる途中の展望台からの大山。
本当に気持ちのよい風景です。


 北条砂丘風力発電所

9号線沿いの風力発電。風が強かったので、一斉に回転する様は壮観。わき見運転厳禁!の看板も。

鳥取県のホームページによると、ここ北栄町(旧北条町)には9基の風車があり、1500kwタイプで直径は77メートル、地上から羽根の先までの高さは約100メートルあるそうです。この日は快晴でしたが、1基を除いて(整備中?)ブンブン回っていました。
この日は快晴でしたが、冬の荒れた日本海からの風雪でまわる風景はこれとは全く趣が異なるんでしょうね。これらの風車で年間約400万kwh発電でき、これは約900軒分をまかなえる電力量になるとのことです。ここの他にも鳥取県内では大山町にも6基あるとのこと。そういえば大山寺近くの駐車場からも風車が見えていました。



でしばらく走ると鳥取砂丘。
こちらは15年ぶりぐらいの訪問ですが、な~んにも変わってませんでした。
この日は風が強く、砂が飛んで目を開けていられません。
もちろん口にも入ってきて口の中がざらざら。砂丘のてっぺんに立つと強風飛ばされそうでした。


夏を感じさせる空と海でした。


我が家の登山隊は急斜面に挑戦


馬車は走っていましたが、この日はらくだが一頭もいませんでした。いなくなっちゃんたんでしょうか?

 

 

つづく


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