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藤尾緊急遮断ゲート [日記]

安祥寺川水路閣から琵琶湖疎水沿いをさらに東に歩きました。

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青紅葉がきれいな、さわやかな日でした。

諸羽トンネルの出口。諸羽という名は疎水の近くの諸羽神社から名付けたのでしょう。

諸羽トンネル

山科駅から分岐の湖西線の線路工事の際に、ここから先の山裾を回る水路が廃止されて、トンネルで短絡されたものです。

琵琶湖疎水

右側が歩道で左側は水路跡。全面歩道にするでもなし、水路跡を緑化するでもなし、どうするつもりだったんでしょうか。

諸羽船溜跡

そして諸羽船溜の跡は公園になっています。諸羽トンネルで水路は短絡されましたが、水路を壊して線路用地にした形跡はないので、地震の際に山側の疎水水路とともに斜面が崩落する危険を回避するためだったのでしょうか。

洛東用水

上の写真は洛東用水の取水ゲート。洛東用水は琵琶湖疎水の水を山科盆地の灌漑用水として利用する水路で細い水路が醍醐方面まで延びている(た)そうです。今も途中までは現役の用水路として使用されているそうですので、いつか水路を追っかけてみたいと思っています。

測水橋

この橋は明治期に架けられた橋で測水橋と呼ばれているようです。水量や水質を測定する施設が橋の向こうにあったのだとか…。渡った先には京都市上下水道局の敷地表示が何やら水槽のようなものがあるようですが、現在は使われていないようです。

藤尾橋

疎水を跨ぐ橋の橋脚もよく見ると、明治期のレンガ積みの基壇がそのまま利用されています。橋自体は新しくなっていますが、藤尾橋と呼ばれる1号橋の後継ということになります。

藤尾緊急遮断ゲート

そして大きな壁のように見えるのが藤尾緊急遮断ゲート。阪神淡路大震災の後の平成11(1999)年に設置された新しい施設。地震で堤防が決壊した時に琵琶湖からの水流を自動停止する遮断ゲートなんだそうです。山沿いを走る疎水ならでは施設ですね。


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