厨子奥隧道 [日記]
京都市山科区の東海道本線(JR琵琶湖線)の築堤下のトンネルの「厨子奥隧道」。厨子奥は山科の大字の一つで、”ずしおく”と読みます。
撮鉄の皆さんには、山科大築堤とか山科大カーブとして知られたあたりになります。
この ”厨子奥隧道” で検索すると、”京都の心霊スポット” としてヒットします。確かに人や自転車しか通らないし、両側の入り口近くに墓地があるなど、夜にはあまり来たくないところですが、普通の生活道路として使われているトンネルです。
トンネルの中でレンガとコンクリートの境界があります。
上りが大正10年ということは、東海道線が今のルートに変更された時に完成したということ。下りの竣工が昭和19年ということは、1線増線されて3線になったときに築堤も拡げられて、その部分のトンネルはコンクリートで作られたということなんでしょう。
1970年大阪万博の時にもう1線敷かれて複々線になっていますが、昭和19年竣工の築堤は複々線化を前提にしたものだったのかもしれませんね。
この幅なので、自動車は通れませんが自動車通行禁止の標識がありました。
改めて上から3枚目の写真を見たらバイクが写っていたので、”バイク通行禁止” の意ですね。
ちょっと崩れ落ちそうな感じもして怖いです。
by JUNKO (2021-10-08 19:32)