磐船神社 [日記]
大阪・交野市にある磐船神社。
この写真右側に大きな岩が見えますがこれが御神体である「天の磐船」と呼ばれる巨岩。
物部氏の祖神・饒速日命(ニギハヤヒノミコト)がこの船状の岩に乗り天降ったと伝えられているそうです。
昨年の9月上旬に行った、大阪・交野市の「ほしだ園地」の帰りに立ち寄った磐船神社。
ブログにアップしようと思ったら、行った次の週に、ここの岩窟めぐりで死亡事故が発生してアップを見合わせていました。
境内には不動明王像や写真の4体の仏様が岩に彫られています。この写真は「四社明神」呼ばれる大日如来・観音菩薩・勢至菩薩・地蔵菩薩の仏様だとか… 神仏習合の名残ですね…。
御神体の岩は高さ約12メートル・長さ約12メートルといいます。天野川が作る谷にをふさぐように、この巨岩が横たわっている感じです。
神社の上流側に行くと、こんなトンネルがあります。天野川のトンネルです。
上の写真が上流側、下のが下流側となり、そして上の写真の左側が磐船神社があります。1997年(平成9年)まで、天野川は磐船神社の境内を、川沿いの国道168号線が神社の前を通り、その狭さから離合の難所として知られていたそうです。
グーグルマップで測るとトンネルの全長は188mほど。その間でこれだけの高低差があります。磐船神社はこのトンネルがある山を迂回するように天野川が流れていた細くて急な渓谷にありますから、大雨の時に上流から大きな岩も流れてくるでしょうし、やがてそうした岩が積み重なっていったのではないかと思いました。
境内に戻ってトンネルができる前の”昔”の川を上から見下ろすと、大小の岩が重なりあっていて、古来修行場であったようです。この写真を撮った時点では有料で修業コースに入れる「岩窟めぐり」ができましたが、その後9月20日に死亡事故があり閉鎖されました。(11月09日に再開されたようです。しかしながら現在は「一人での拝観を禁止、写真撮影禁止」ということです。)
入口の門の間から写した写真ですが、階段があるのは一部のようです。この日は時間が遅かったので挑戦しませんでしたが、いろいろな方のブログを見ていると、かなり険しいところのようで、死亡事故も初めてではなかったようです。
いずれにしても神聖な神社ですので、遊び感覚で挑戦するようなところではなさそうですが、でもやっぱり一度は体験してみたいな…。なんて考えています。
写真からも、凛とした神域の空気が伝わってきますね!
by 駅員3 (2015-01-15 15:04)
江戸時代に流行った「清水の舞台から飛び降りる」という行為のように、"信心が足りないと命を落とす"と言ったような訳には行きませんよね(ーー;)
by 風来鶏 (2015-01-16 00:07)